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これだけあれば普段着物は着れる!「着たきりすずめセット」を作ろう。

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着物を着るために必要な一式とは
着物を着るにはなにがいるのでしょう。
ざっと挙げてみましょうか。
①着物
②肌襦袢+裾除け
③長襦袢
④半襟(長襦袢につける)
⑤腰紐(長襦袢用、着物用)
⑥伊達締め(長襦袢用、着物用)
⑦足袋
⑧帯
⑨下駄、もしくは草履これに加えて、帯が名古屋帯や袋帯の場合は
⑩帯締め
⑪帯揚げ
⑫帯枕(お太鼓結びをする場合のみ)
⑬帯を結ぶためなど着付け用の紐(2~3本)なんかも必要になってきます。

このブログを見ている方だと浴衣は経験済み、という人も多いようなので、それをベースに考えるとして、この中で多分一番用途的にわかりにくいのは、浴衣にはない存在である③の長襦袢かな?

着物は着るたびに洗いません。そのため、都度洗わない着物をあまり汚さずに快適に着続ける為のものが襦袢。専用下着のような存在です。そのため本来は着物とセットで仕立てるのが望ましいとされています。
袖丈や桁があっていれば、動いている時に襦袢が着物からこんにちわ、なんていう事故が起こりにくいからです。

とはいえ、新しく仕立てるのでもなければ、ありものでなかなかそれって難しいですよね。
でもサイズの違う襦袢で綺麗に着るにはむしろちょっとテクニックがいりますから、初心者にはちょっとハードルが高め。
それに肌襦袢に襦袢に着物、と順番に着つければ当然それなりに時間がかかるわけで慣れないとやっぱり面倒くさい。普段着物はもっと気楽にさくっと着たいですよね。



業務用グッズは積極的に使おう
というわけで、私のお勧めはこういうの
業務用の筒袖の長襦袢、もしくは半襦袢です。
スリップタイプもあります。
半襦袢の場合は+裾除けにして、どちらも肌襦袢無しで直接着ます。
最初は半襦袢の方が、特に胸元が着崩れたときに直すのが楽なので、半襦袢+裾除けの組み合わせをお勧めします。

写真のように筒状の袖なので、袖のあたりはちょっとさびしいのは事実ですが、のぞきこまない限りわかりませんし、着物の桁や袖丈を気にしないでどんな着物にも使えます。業務用だと洗うのも簡単なので、洋服感覚で着るには強い味方です。

筒袖でないタイプ(うそつきなど)もありますけど、昔の着物は身長によって袖の長さが違ったりするので、現在の袖丈(48cm)や桁の設定ではあわない場合も多いです。一枚で済ませるなら筒袖の方が割り切って着れるのでおすすめです。


問題は半襟ですが、これも使い勝手のよいものを縫いつい…

勝負は襦袢から始まっている。

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着物は直線、身体が曲線
着物は全て直線で構成されています。着姿も直線。
そのため、シワはどうしても汚く見えてしまいます。襟元から何から緩みなくぴしっと直線になってる、それが恰好よく見える秘訣です。

でも、人の体は曲線でできていますよね。
そのまま着物を巻き付けても、直線にはなりません。
折り目をきちんと作りながら、まっすぐ身体に沿わせていく。
つまり、着物を着るっていうのは、折り紙のようなものなんです。

瓶を風呂敷で包んだことありますか?
もしくは丸いものとか。あれです。 とはいえ、実際にやってみると難しいのもまた事実。
そこで秘密兵器をお教えしましょう。襦袢です。



着物を恰好よく着るためのキモは襦袢
私は着物を着始めたとき、襦袢は単なる下着だと思ってました。
まだまだ着付けの便利グッズなどに頼っていた頃でしたから、襦袢を着ているように見えるつけ襟などを発見して、これでいーじゃん、なんて気軽に思ってました。

でも、手軽なはずなのに、なんだかむしろ手間がかかるんです。
するっと着物が馴染んでくれなくて、あちこち何度も直して。
なんでかしら、とずっと思ってました。

今ならわかります。
襦袢がきれいに形作られていれば、着物はそれに沿わせていくだけできれいに形になります。
別に二部式でも、肌着との件用タイプでも問題ありません。
ちゃんと襟芯を入れて形作っておけば、襟元もきれいに決まります。つけ襟だけではむしろ技術が必要。
つまりはそういうことだったのです。

騙されたと思って、襦袢をきちんと着てから着付けしてみてください。

女性ならわかる、補正下着の威力。
格段に楽ちんにきれいな着姿になります。着崩れもしなくなります。
高い襦袢である必要はありません。形さえ整えば業務用でもOK。
でも、最初はつけ襟などできれいに着るということはむしろ難しいことをまずは覚えてください。


カラフルな襦袢も楽しい

正絹の襦袢は洗濯機で洗えないしちょっと手間はかかりますが、いろんな柄が選べて気分もあがるので好き。
お気に入りの着物地で作っても気分があがります。




あなただけの普段着物コーデ、おつくりします。

帯はベルトじゃありません。

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帯で着物をおさえてない?
これは浴衣に多いのですが、よく見かけるのが、たぶん帯をベルトかなにかと勘違いしてるだろうなっていう着方です。
全体で見ると完全にXラインになっているので、すぐわかります。

何度も繰り返しているのでいい加減耳タコかもしれませんが(笑)
着物は直線が美しい衣装です。
身体のラインがわかる着方は恰好悪いです。

帯は飾り!と思うべき
でも、そうしないと浴衣がとまらないから着れないじゃない、という方。
そもそもそれ、間違ってます。
浴衣を体に巻き付けて固定するのは腰紐と伊達締めの役割です。
むしろ帯はそれらを隠すもの、飾りと思っているくらいでちょうどいいんです。 着物を紐類で抑えると、曲線の人間の体に沿わすわけなので、どうしても若干Xラインになってしまいます。それをカバーして直線に見せるために巻くのがある意味正しい帯の使い方。
そう思っていれば間違いないです。

以前、腰紐を使用する意味が分からずに捨ててしまったという人がいましたが(笑)、着物は腰紐でしっかり固定。胸元は伊達締めでちゃんと抑える。
帯はその上に巻く飾り。(人によってはバッグかポケットの場合も(笑) 私も携帯とか色々入れてますw)
そうすれば格段に着崩れしなくなります。


着物は寸胴が美しい


お手本。帯で浴衣を押さえつけてないのがわかりますか? こんなイメージです。帯で締め付けるとXラインになっちゃうのです。
浴衣が着崩れている人を見るたびに、ああまた帯をベルトと勘違いしている人がいる、ついそう思ってしまう私。ごめんなさい。




あなただけの普段着物コーデ、おつくりします。

問答無用な下剋上ルール。

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着物一枚だけなら、カジュアルなものを
一枚買うならどんな着物がいいですか?、とよく聞かれます。

たぶん一般的なお店などで訊くと、色無地や江戸小紋などをお勧めされるのではないかと思います。
理由は帯によって、お茶会などのフォーマルからお食事会くらいまではカバー可能なこと。
私のような普段着物な人にとっては、そのレベルはむしろフォーマル寄りすぎて帯に短したすきに長し、意見はまるで違ってくるのですが、まあそこは置いといて。

これらを薦められる理由はもうひとつあって、そのポイントが「紋」。家紋の「紋」です。
これは私が常々お話ししている「和服」の方のルールなので細かい説明はここでは差し控えますが、無地に近いタイプの着物にこの「紋」をつけると、アーラ不思議、あっという間に格があがるという下剋上なルールがこの世界にはあるのです。
それも一つ紋、三つ紋、五つ紋、と数が増えるごとに格が上がっていくという出世魚みたいな仕組みです。


着物のクラスのカラクリ
着物の値段というのは、例外もありますが、基本的にどれだけ手間がかかったか、という部分で決まります。つまり人件費というか手間賃。
そう考えると色無地というのはある意味友禅などの絵羽もの(絵が描かれているもの)に比べればお手軽ということになります。
そんな色無地がフォーマルの世界で大きな顔をしているのには、こんなからくりがあったわけです。

(ちなみにこれって武士の裃に因を発していたりもするのですが、こういう歴史的な事例をアレンジしたルールは結構多いです。もっと知りたい方はリアル飲みでご一緒したときにでもお話ししますねw)


羽織はジャケット
昭和の生まれのおばあちゃん、お母さん世代の方は一枚は黒い羽織をお持ちのはずです。
入学式や卒業式などでそういう姿を見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

これも似たような話なのですが、黒羽織を羽織ればカジュアル寄りの着物でも、一気にフォーマルになるというルールが流行り、昭和のある時期に一大ブームを巻き起こしました。
今はあまり見かけなくなってしまったルールですが、いうなればTシャツ&ジーンズにジャケットを羽織るようなものでしょうか?
(ちなみにこれは深川芸者から因を発しています。(笑))


他にも戦時中、訪問着の制作が困難だった時期に、それに代わる付け下げという”訪問着お手軽版”みたいな着物も登場し、今ではそれはカジュアル版…

サイズなんて実はそんなにあわなくてもいい。

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フレキシブルな衣装、着物
素敵な民族衣装は多くありますが、着物の利便性の高さは世界一です。 たためばほぼぺったんこの布。季節の終わりには洗い張り(ほどいて一枚の布に戻して洗うこと)して、夏は単に、秋には袷(裏地付きの仕立て)に、そして冬の前にはまた綿を入れて仕立て直せばたった一枚の着物が一年中着られる。
一枚の着物をこれだけ季節にあわせて変化させられる衣装なんてありません。

なんてすばらしい。ビバ!着物!!


江戸時代の庶民は古着が普通だった

現代のデパートの発祥である大丸や三越、松坂屋などは、江戸時代に開店した大規模呉服店であることはご存知の方も多いでしょう。
時代劇などでも、新しい着物を仕立てようと、お店の番頭さんや丁稚さんが持ってくる反物を広げてあれこれ品定めする商家の女将さんやお嬢さんなど出てきますが、これは一部のお金持ちの世界の話で、一般的な庶民はこういった店で着物を作ることはまずありませんでした。

一部のお金持ちが新調した着物が古くなると、古着の仲買人が買いつけ、「古着屋」の店頭に並べられたり、地方へと流れていきます。古着は恥ずかしいものでもなく、庶民の日常の衣服は全て古着屋で賄われるのが普通でした。
当然、着物の仕立ては仕立てた人によって身丈も袖丈も決められますから、古着屋で買った着物のサイズがぴったりあうこともなかったのは自明の理。
サイズではなく着方でコントロールしていたのです。それが可能なのが着物という衣装なのですね。

そう考えると、おさがりの着物でも全然着れるよね、って思えませんか?



まずはざっとしたサイズで着てみよう
もちろんある程度のサイズ的な見極めは必要ですが、スタンダードな和服のサイズ感よりも実際には結構な幅がある、というのが私の実感です。
参考までに、現代では身丈=身長の長さが標準サイズだと言われていますが、私はそこからマイナス15cmくらいの長さがあれば普通に着ています。
お仕立てなんて慣れてから、それでOKですよ。




あなただけの普段着物コーデ、おつくりします。

浴衣で品のある女性になるために。

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浴衣姿が決まらない、と悩んでいるなら、まずは襟元あたりがゆるゆるになってしまっていないか確認してみてください。

浴衣で胸元が崩れないテクニック
割とよく見かけるのが、深いV字になっていて着ているうちにずるずる空いてきてしまうケース。
これ、着方が悪いのもあるんですが、一番の理由は洋服の感覚で前をあわせているから。
重心が前に来ちゃってるんです。
流行りの襟抜シャツの要領で襟は後ろに引く感じで、前は浅いVになるように意識してみてください。
あわせるときは左右のおっぱいを包むような気分で、浅いV字を作る感じで。できるだけ首のあたりの肌も隠してください。

やってみればわかりますが、襟を深いVにあわせると、簡単に広がってしまいます。
人差し指一本ですっとあわせた真ん中で指を下げてみてください。襟の向きが縦になっているのでほとんど抵抗なく下に動かすことができます。
逆に浅いVにすると、襟が横向きになるのでそう簡単には開きません。



着物の色気は肌よりチラリズム
江戸時代の女性の色気は、襟元ではなく、うなじや足首といったチラリズムで感じさせるものでした。むしろ露出が多いと下品に見えがち、それが着物という衣装です。
冒頭の浮世絵の花魁などを見ても、着物を何枚も重ねて襟元などもきっちりしてあまり肌を見せていないのがわかります。

ちなみに襟を後ろに抜くのも花魁の大きく膨らんだ髪形で襟に油がつかないように抜き始めたのが始まりな。
けして色気をだすためではないんです(笑)






あなただけの普段着物コーデ、おつくりします。

帯は色々、まずは使うものだけ覚えよう。

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帯の種類なんて覚えなくていい
帯には色々な種類があります。
よく聞く名称だと、浴衣に使う半幅帯、カジュアルで出番の多い名古屋帯、フォーマル用の袋帯あたりでしょうか? でも普段着物なら、半幅帯とせいぜい名古屋帯くらい覚えておけばOKです。
だって毎日そんなにあれこれ凝った結び方、しませんから。

もともと帯はどちらの面にも織物を使った丸帯というものがメインでした。
今でも和装の花嫁の帯などに使われることもあります。
でも、だらり帯結びの頃であればそれでもよかったのでしょうが、帯結びをするようになるとそれではどうも重すぎて具合が悪い、というわけで。

片方を薄い布地に変えたものが登場しました。それが袋帯。
そしてそれをさらに半分の幅にしたものが半幅帯になったのです。


江戸時代には存在しなかった名古屋帯
あれ、名古屋帯が抜けましたね。
ちなみに、なぜこれだけ地名がついてるか、疑問に思ったことはありませんか?
大正時代は女性がだいぶ活動的になってきた頃。
そう、あのはいからさんの時代です。
そんな大正末期にもっと手軽に結びやすい帯をと、名古屋女学校(現在名古屋女子大学)の創始者越原春が考えた新型帯がそもそもの始まり。
名古屋の松坂屋が大々的に売り出し、結びやすいためにあっという間に全国的に広まりました。発祥と売り出したお店の双方が名古屋に関連していたため、いつしか名古屋帯と呼ばれるようになったのです。
名古屋帯は袋帯に比べて長さが短く、胴に巻く手と呼ばれる部分が半分に折りたたんで縫い付けてあります(縫われていないものもあります)。長さも袋帯に比べて短く仕立てられています。
固い帯地を自力で折って胴に巻くより格段にやりやすく、長さも短いので扱いやすい。

ついでにいえば、当初のお太鼓は袋帯だったのでお太鼓部分が二重になりますが、名古屋帯が広まってからは長さの都合で一重太鼓という結び方にアレンジされ、それも新たに広まりました。
今では着付けの入門編と言われる名古屋帯+お太鼓結び、は、実は近代の発明品だったのです。



左の二枚が名古屋帯、右の二枚が袋帯。
幅が半分になってる部分があるの、わかりますか?

もともとの袋帯は今ではすっかりフォーマル的なイメージになりました。でも、頂き物帯の中で圧倒的に多いのがこの二種類でもあり、初心者にはちょっとハードルが高かったりします。

まずは判別ができるくらいでOK。素敵だなと思うものは先々に使うこ…

お太鼓結びはできないのが普通。

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着物生活の敵「帯結び」
「浴衣はなんとか着れるけど、着物の帯結びができないからなー。」
そういうお悩み、よく聞きます。

そんなみんなの敵(?)帯結び。
ほとんどの方がまずイメージする帯結びといえば、「お太鼓結び」でしょう。




こういうのね。(綿の単帯なので、もう一つ形がふわふわしてるけど(汗))

着付けを習いに行っても、自己流で奮闘しても、まず覚えましょう、なのはこれでしょう。
実はなぜこれなのか、という理由はまた別にあるのですが、とりあえず今それは置いといて、この結び方が現代の帯結びのスタンダードなのは間違いないところです。


お太鼓結びは単なるトレンドだった
実はこの帯結び、みんながみんなできなかった、もっと言えば知らなかった時代の方が着物の歴史的な期間でいえば長いんですよ。
というのは、このお太鼓結びって、ものすごく新しい、最新技術を使ったモードスタイルだったからなんです。
お太鼓結びは、約200年前、亀戸天神の橋が再建落成されたとき、渡り初めに呼ばれた深川の芸者たちがその太鼓橋に似せて結んだ全く斬新な帯結びが、広く一般にも流行ったところからきています。

もともと昔々は帯はただの紐でしたし、前で結んでいました。室町時代に平ぐけ帯に(半纏などを着る際に結ぶ幅の狭い帯、男性物の帯をイメージするとわかりやすいかな?)、そこからさらに幅が広くなるのは江戸時代に入ってからのこと。装飾品として凝りだしてからです。

そこからもしばらくは帯の結びはだらり帯、いわゆるだらっと垂らした形が主流。現代でいえば、芸者さんや舞妓さんの帯結びの形と言えばわかるでしょうか。だらーっと帯が垂れ下がってますよね、あれです。



その頃はで前や後ろどちらでも結んでいたようですが、だんだん生活の邪魔になるので帯を後ろで結ぶ方が多くなり、例えば大奥などでは「立矢結び」という斜めに大きなリボンのような形や、武家の奥方は今の浴衣の帯のような「文庫結び」をするようになりました。


帯はベルトではなく飾りです
着付けをする方でないと少しわかりにくいと思いますが、お太鼓結びは帯揚げというスカーフみたいなもの、そして紐のような帯締め、そして枕という固いクッションみたいな道具がなければ結べません。

今では帯結びだけでなく、着物の着付けには道具が必須みたいな感覚が普通ですが、つまり帯揚げや帯締めを使って帯を結ぶようになったのはせいぜい200年くらいのこと。

和服と呉服と、たかが着る物。

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着物と聞いて、あなたの頭に中に浮かぶのはどんなイメージですか?



たぶん大多数の人のイメージはほぼこんな感じなんじゃないかな?

私もたまにチェックさせて頂いている「美しいキモノ」誌の表紙ですが、まさにお手本と言える着物姿、美しい。
着物も素晴らしい。


和服と呉服と着物
でも、昭和の初期くらいまでは着物で毎日生活する人もいたわけです。
こんなきれいな恰好で雑巾がけとかしてた・・・訳ないと思いませんか?
お出かけ用のワンピースもパーティ用のドレスも、部屋着のTシャツやジャージも洋服ですよね。
ビジネスやフォーマルな場であれば、身に着けるルールがあることも皆さんよくご存じだと思います。
けれども、オフタイムに遊びに行くときにまできちきちのルールはいらない。ある意味着物も同じようなものだと私は思っています。


私は上のような着姿について、これは「和服」です、といつも説明しています。

”和の服”、つまり、日本の文化、フォーマルな装いです。フォーマルの意味は”公式”。
お茶会とか結婚式とか、料亭や銀座の一流店の女将さんとか。メイドさんのように働く人でなく、美しくそこに存在しているような方の装い。

反対に「着物」は、いうなれば”たかが着る物”の総称。
社会的な迷惑にさえならなければ、どんなふうに着てもいいんです。「こうでなきゃいけない。」は実はないと私は思っています。

もちろん、長い間に培われたやり方は恰好よく着るためのとっておきの虎の巻、それを真似しない手はありません。
でも、そうしなければいきなり逮捕されるわけでもないわけです。
ちょっと怖くなくなってきたでしょう?


海を越えてきた「着る物」
ちなみに「呉服」という言い方もありますが、これにはこんないわれがあります。

大阪の阪急池田駅を降りてすぐのところに「呉服神社」という神社があります。
(ちなみにこれ、「くれはじんじゃ」と読みます。「ごふくじんじゃ」ではありません。)

まだ日本ではきちんとした衣服を作る技術がなかった、応神天皇の時代。
呉の国に派遣された猪名津彦命が連れ帰った機織りや染色、縫製の工匠たちをお迎えしたのがこの池田という場所だったのだそうです。

 もうお気づきですね。
「呉服」は、呉から来た服、という意味なのです。
今でいえば、欧州の一流ブランドの服みたいなものだったんじゃないかな。

ちなみに工匠は四人渡来したそうですが、池田の地に祀られているのは呉服と綾織の姉妹。

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帯はベルトじゃありません。

着物はタンスじゃなくて、クローゼットにしまおう。

着物の時は歩き方を変えるべし。