茶道をお教えしていると言うと、多くの方は着物をイメージされるようです。
一般的に着物といえば、いわゆる和装ですが、ぶくぶく茶は沖縄のものですので、正確には琉装、ということになります。
では、琉装と和服は、なにが違うのでしょうか。
琉装と和服の違いその1:帯
琉装は、沖縄(旧琉球王国)独自の伝統衣装です。中国や東南アジアなどとの交易を通じて伝えられた文化が独自に発展し、琉球王国時代には正装として着用されていました。
沖縄の言葉では「ウチナースガイ」とも呼ばれます。
半面、和服(着物)は、中国からの伝播も参考にされたものの、日本本土の文化や気候に適応して独自に発展してきた衣装です。体に合わせるのではなく、一枚の布をそのまま活用する形は世界でも珍しいものです。
この2つの違いというと、特徴的なものとしてはやはり帯でしょう。
まず帯結びに苦労される方が多いように、和服(着物)では名古屋帯や半幅帯など、用途に合わせて多くの種類の帯があり、その結び方も多種多様にあります。着物と帯の組み合わせ、これがある意味醍醐味だと思います。
琉装は、基本的に帯で固定しません。中帯に着物を押し込むようにして着付けます。この着付けの仕方をウシンチーといいます。
帯をする場合も、結び目を前に持ってくる着付けになります。正装では男女ともに華やかな帯を使用したりしますが、和服ほど結び方のバリエーションはないようです。
琉装と和服の違いその2:おはしょりがあるかどうか
女性だけでいえば、おはしょり(ウェスト部分の折り返し)を作って着付けるかどうかという点も違います。琉装は基本的に、男性でも女性でも和服の男性ものと同様に対丈です。
こうやって比較すると、思ったより違いがあって面白いと思いませんか。
これ以外にもnoteにまとめていますので、よろしければぜひご覧くださいね。
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https://note.com/hijiri_writing/n/nad8b27b6dde5?magazine_key=mc3503548ab71
これを書いた人★
洋服で飲みに行くと「あれ着物じゃないの?」といわれてしまう普段着物研究家。
ランナーでもあり、ランニングウェアと着物があれば基本の生活ができてしまう人。
沖縄独特の茶道「琉球茶道ぶくぶく茶」 の東京分室主催。
noteマガジン「ぶくぶく茶を知ろう! - 東京分室だより -」
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